霊性の深まる秋によせて〜二極化と全体と・真のワンネスとは

春と秋、どちらも転換期であることは同じで、それは霊性に関してもいえることです。
が、特にこの秋から冬にかけては、よりいっそう霊性の深まるときとなっています。

次元の上昇、階梯を上る、という表現のように、霊性の変化については「高まり」ということもできるのですが、この秋は「深化」という言葉がぴったりくる感じです。

上昇という言葉から連想される、春のような浮ついた感覚はこの秋にはありません。
より静けさが増す、という点では秋のほうが真理に心を向けやすいときといえるでしょう。

そしてこういうときだからこそ、みなさんに知っておいていただきたいことがあります。
今回は、そのことについてのお話です。

 

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地球の変化にともない二極化が進行している、とよくいわれます。
二極化、分岐、分化、道が分かれる、、、等々の話題は、転換期には必ず出て来るものです。

ネットなどで語られることが間違っている、というわけではありません。

絶対的真理以外のもの、つまり認識の範囲内、理解の範囲内である相対的世界は(どれほど高度なものであろうとも)多層多面多角的ですから、そのように見えることもあります。

ですが、だからこそ、この大いなる深化の基調にあるときに、たったひとつの見方にとらわれないようにしたいのです。

 

一つひとつの個が集まって全体としてひとつである、というのが通常のワンネスの理解です。
また、すべては根源(ソース)から生まれたのだから本性としてはひとつの同じものである、ということもいわれたりします。

道が分かれたように見えるあの人も、地球の裏側の見も知らぬ人も、宇宙の最果ての意識体も、すべてはひとつなのですから、自分にとって「関係ないもの」などありえません。

ですが、対象化しているうちはまだ個としての分化があります。
今回はさらに深くつっこんでいきます。

 

全体が無数の個によってつくられている、つまり「全体は個である」と同時に、「個は全体である」のです。
個と個、あるいは個と全体という関係性ではなく、個=個、個=全体という「ひとつ」なのです。

これが何を意味するのかというと、「あなたが世界全体そのものである」ということです。
そして当然ながら、道が分かれたように見えるあの人も世界全体そのものであり、地球の裏側の・・・(以下略)、です。

どんどん飛ばして羅列していきます。

 

・あなたが世界そのものである
・(道が分かれたように見える)あの人が世界そのものである
・あなたがあの人そのものである
・あの人があなたそのものである

 

「あなた=あの人=世界」です。
すべての内にあなたがあるとか、あなたの内にすべてがあるというよりは、あなたは「それらそのものである」のです。

ワンネスはキラキラした夢物語ではなく、ただたんにあなた自身であるということです。
(あるがままともいえる)

ここにおいて、”自分と関係ない人・こと”などありえないということがいえるのです。
イエスのいう隣人愛や仏教の慈悲は、博愛主義でも理想主義でも道徳でもない、たんなる真理の投影なのです。

 

今回のテーマとは少しずれますが、これまでの話をふまえると、生きる意義を求めるのは大いなる勘違いだということがわかります。

なぜならあなたがいるという、ただそのことによって世界があるからです。
そのうえ何の意味を求めるというのでしょうか。

以前私は人生に意味などない、とちらりと言ったのですが、その理由のひとつはこういうことなのです。
(あるがままでよい、ということ)

 

*

この先、宇宙は、地球は、みなさんは、様々な局面を迎えます。
ですが、そういったひとつひとつの現れては過ぎ去るレベルのことを重要視する必要はありません。

ましてや、ほんの一時の状況についてなされるほんの一面からの理解など、それがどれだけ魅力的に思えても、精巧に見えても、ただたんに「へえ〜」でいいのです。

「こういうこともあるのだな」
「そういう見方もあるのだな」

くらいの受け止め方で十分なのです。

そういう中で、何かが必要だと思ったらそうすればいいし、必要でないと思えばそれでいいのです。
なんといっても、あなたがすべてであるがゆえに「間違いなどない」のですから。

 

今回の内容を、変に理解しようとしなくても大丈夫です。
そういう態度はかえって邪魔になります。

よくわからなくても、ただ心の片隅にでも置いておいていただければ、それで十分です。
それだけで、一時の幻に流されがちな人間という生き物を、つなぎとめておく助けになってくれるからです。

 

*

この秋の実生活上のワンポイントアドバイスとしては、自分が発揮できる力以上のものは期待しない、ということです。

体力、気力、能力、、、
肉体と精神によって形作られている私達人間は、個々により持っている力が違うのが当然です。

その人それぞれの持つものをそのままに受け入れていきましょう。
自分自身にも、他人にもです。

 

この秋は一時的な存在形態である「人間」としても、深まりが増すときです。

人として深まるための最もよい方法は、ただただ日々を愚直に丁寧に過ごしていくことです。
そしてそれは、霊性を深めるための最もよい方法でもあります。

とはいっても、人としての深まりも霊性の深まりも、絶対的真理とは直接的に結びつきません。
というのも、真理は絶対的であるがゆえに高い低い、深い浅いという概念とは無縁であるからです。

ですが、こうした深まりが真理に心を向ける助けになることは確かです。
そしてそれが、今このようにして不安定な世界で生きていくための助けになることは確かです。

 

実りの秋、読書の秋、運動の秋、、、
それぞれがそれぞれに、その人なりの秋を楽しんでください。

 


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